肌の老化とコラーゲン

シワやたるみは、肌のコラーゲンと密接に関係しています。

●肌の中のコラーゲン

肌は表皮と真皮から成っています。真皮は表皮を下から支える肌の土台のような部分で、
主にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸から構成されています。水分を除いた真皮の約7割をコラーゲンが占めます。網の目のように張り巡らされたコラーゲン繊維、そのコラーゲン繊維をところどころで束ねるエラスチン、そして、網目の間をうめるヒアルロン酸が表皮を下から支えています。肌を指で軽く押しても戻ってくるのは、真皮のコラーゲン繊維が弾力をもち、跳ね返す力があるからです。真皮の中にある線維芽細胞が、これらのコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生み出しています。また、真皮内にある毛細血管が栄養と酸素を肌全体に届けます。年齢を重ねると繊維芽細胞が減り、また働きが弱くなることに加え、コラーゲンなどの構造が変わり数も少なくなります。その結果、肌表面を支える真皮全体の力が弱くなり、シワやたるみにつながり肌全体が老化した印象となります。コラーゲン繊維などがよい状態であることは、肌を若々しく保つためにとても大切です。

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●コラーゲンを若々しく保つために

真皮内のコラーゲンの老化は、全ての人に同じように起こるわけではありません。睡眠、食事、運動、スキンケアなどのライフスタイル全般が、肌の老化に密接に関係します。
コラーゲンはたんぱく質からできているので、食事面ではたんぱく質が不足しないように、また抗酸化作用のあるビタミンAやCも意識して、バランスのとれた食事内容を心がけましょう。ひとつの栄養素に偏ることなく、バランスよく多くの食品を食べることにより、健やかなコラーゲンの状態を目指しましょう。
また、紫外線にあたるとコラーゲンはダメージを受け、コラーゲン繊維が切断されてしまいます。コラーゲン繊維が切断されると弾力を失い、深いシワや、顔の印象を変えるたるみにつながります。コラーゲンの老化を最小限にするためには、紫外線にあたりすぎないようにし、紫外線防止剤、帽子や日傘を活用しましょう。
スキンケアでは汚れを落とした後、しっかりとうるおいを与え、表皮が順調にターンオーバー(新陳代謝)を行えるようにしましょう。表皮がターンオーバーをよいサイクルで行っていれば、真皮はしっかりと表皮に守られています。表皮のターンオーバーが滞ると、真皮にまでダメージが及ぶこともあります。スキンケアで表皮をよい状態に保つことが、ひいては真皮のケアにもつながるのです。
コラーゲンなどをつくる真皮の繊維芽細胞の働きは、真皮の老化に密接に関係します。この繊維芽細胞の働きを活発にする可能性があるスキンケア成分に、近年期待が寄せられています。

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