エッセンシャルオイルとは

バラの花びらを潰したり、ペパーミントの葉を裂いたりすると、液体が抽出されます。それら少量の液体がエッセンシャルオイルです。 エッセンシャルオイルは高濃度の植物エキスで、その特性を兼ね備え、自然の植物エネルギーを提供します。ほとんどのエッセンシャルオイルは、水よりも軽く脂溶性です。

エッセンシャルオイルの抽出方法

●水蒸気蒸留法

水蒸気蒸留法は最も一般的で、葉や茎、樹皮から液体を抽出する伝統的な手法です。
ほとんどのエッセンシャルオイルを抽出する際は、材料となる植物を容器に詰め、底から蒸気を吹き込みます。それによって植物の芳香分子を溶かしたのち、冷却器で凝縮させ液体化します。これを蒸留と呼びます。比重が異なることから、芳香油が水の上に浮き上がり、その油の部分がエッセンシャルオイルになるのです。たった500グラムのエッセンシャルオイルを蒸留するのに、何十キログラムもの植物を必要とします。適切な方法で蒸留することにより、植物のパワーが最大限に引き出され、オイルの中に閉じ込められるのです。また植物により蒸留温度も異なります。

●圧搾法

冷圧法として知られている圧搾法は、柑橘系のオイルの抽出に多く利用されます。果皮の外層の部分に含まれるオイルを圧搾し、ろ過してオイルを抽出します。

エッセンシャルオイルの種類

エッセンシャルオイルは、「エッセンシャルオイルの抽出部位+その系統に似た香りであること」で7つの系統に分類されます。

1.ハーブ系(ハーバル系):花や葉から抽出し、草のような香りが特徴
2.柑橘系(シトラス系):柑橘系の果物から抽出したものや、柑橘系に似た香りのする植物から抽出したもの
3.フローラル系:主に花から抽出されたものですが、葉などから抽出されたものも一部含む
4.樹木系(ウッディー系):主に樹木の葉や枝・樹皮から抽出したもの
5.オリエンタル系(エキゾチック系):異国を思わせるエキゾチックな東洋の香り
6.樹脂系:樹脂から抽出したもの
7.スパイス系:香辛料などから抽出したもの


 

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