肌タイプとスキンケア

私たちの肌は、基本的に同じ構造を持っていますが、遺伝要因や生活習慣、環境によってその機能や働きが異なることから、肌タイプ(肌質)にも違いが生まれます。肌を常に美しくすこやかに保つためには、自分の肌タイプをきちんと見極め、適切なお手入れをすることが欠かせません。

肌タイプの種類

・ドライスキン
皮脂の分泌が少なく、乾燥やつっぱり感、カサつきが気になる肌タイプです。キメが細かく毛穴が目立ちにくいですが、しわには注意が必要です。質の良い保湿剤でしっかりとうるおいを補給することが大切です。

・コンビネーションスキン
Tゾーンはべたつきがちですが、部分的に乾燥を感じる、日本人にもっとも多い肌タイプです。肌の水分・油分のバランスを整えるお手入れが大切です。

・オイリースキン
皮脂の分泌量が多く、テカリや毛穴、ニキビ、吹き出物などが気になる肌タイプです。クレンジングや洗顔で肌を清潔に保ち、水分・油分のバランスを整えるお手入れが大切です。

・敏感肌
特定の成分が肌に触れることで、赤みやかゆみ、ニキビなどの肌あれを起こしやすい肌タイプです。敏感肌(敏感状態)は、ドライスキン、コンビネーションスキン、オイリースキンのすべての肌タイプに起こり得る状態です。自分に合ったスキンケア製品を知り、慎重にお手入れをすることが必要です。

ステップ別・お手入れのポイント

●落とす(クレンジング・洗顔)

・ドライスキン
肌表面の皮脂が不足しがちなので、うるおいを奪い過ぎない洗顔料でやさしく洗顔しましょう。
・コンビネーションスキン
過剰な皮脂はきちんと落としながら、必要なうるおいを守る洗顔料を使いましょう。
・オイリースキン
べたつきが気になるからと1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシ力を入れて洗うのは避けましょう。

●補う(化粧水・美容液)

・ドライスキン
保湿性の高い化粧水や美容液で、肌にたっぷりうるおいを補うことが大切です。
・コンビネーションスキン
水分と油分のバランスを整える化粧水、美容液などでお手入れしましょう。
・オイリースキン
さっぱりとした感触の化粧水で、水分をしっかり補給しましょう。

●守る(乳液・クリーム)

・ドライスキン
保湿力の高いクリームでバリア機能を補い、水分蒸発を防ぎます。
・コンビネーションスキン
乾燥が気になる部分を重点的に、乳液やクリームでお手入れしましょう。
・オイリースキン
油分が少なめの乳液などで肌の水分蒸発を防ぎましょう。


 

SHARE