フットケアの必要性

スキンケアやメイクには熱心でも、足元への関心はもうひとつという人もいることでしょう。しかしさまざまなシーンで素足になると、足の指先やかかと、足の裏へと視線が向くこともあります。そんなとき指先のタコやかかとのガサガサは気になります。しかしそれらは見た目だけでなく健康面からもケアが大切なものなのです。
人は二足歩行をする動物です。私たちは当たり前のように2本の足で歩いていますが、進化の過程で1本の足にかかる負担は四足歩行に比べて2倍になりました。さらに人は靴を履くようになり、摩擦や圧迫という負担が足の各部位にかかり足にさまざまなトラブルを抱えるようになりました。小さなタコでも痛みがあると歩くことが辛くなります。歩くことは生活の中で重要で、見た目の美しさだけではなく健康な生活を続けるためにもフットケアは大切です。

●足のトラブルとその状態

足のトラブルにはタコ、ウオノメ、巻き爪、角化、白癬菌(水虫)など、皮膚や爪に起きる症状、外反母趾など骨格に起きる症状、その他に冷え、むくみ、疲れなどが挙げられます。

・タコ
摩擦や圧迫を受けた皮膚が固くなり、肥厚した状態です。

・ウオノメ
タコに似ていて起きる原因も基本的に同じですが、タコが外側に向かって角質が肥厚するのに対し、ウオノメは内側に向かって固い角質が芯となって伸びた状態です。

・巻き爪
爪の左右が内側に巻いて、指に食い込んでしまう状態です。

・角化
皮膚(特にかかとに多く見られます)の角質が固く厚くなり、水分が行き渡らなくなって粉を吹いたようになったり亀裂が入ったりする状態です。

・外反母趾
足の親指の先端が内側に曲がり、親指の付け根の関節が突出してしまう状態です。

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●「第二の心臓」と呼ばれる足、健康への影響

足のトラブルは痛みを伴うことが多々あります。その場合痛みをかばおうとして立つときや歩くときに不自然な姿勢になったり、体重のバランスのかけ方が崩れたりします。その結果、腰やひざなど別の部位に負担がかかり痛みが出やすくなります。また美しく歩くのも難しくなることでしょう。さらに痛みが増すと歩くこと自体がつらくなり、その結果歩く機会が減ると筋力が低下してしまいます。加えて重要なことは全身の健康状態にも影響が出てくることです。足は「第二の心臓」とも呼ばれており、下肢に降りてきた血液を重力に逆らい心臓へ押し戻す働きをしています。足やふくらはぎの筋肉がポンプの役目をして血流を促しているのです。足の筋力が落ちると心臓へ戻る血流が悪くなり、代謝にも影響を及ぼします。足は血液循環の面でもからだ全体に関わる役目を持つため、意識してケアを行うことが必要です。