髪の構造

1本の髪は3つの層から成り、一番外側からキューティクル、コルテックス、メデュラと呼ばれています。
 
・キューティクル
髪の表面にあり、かたいたんぱく質を主成分とする角化した細胞がうろこ状に重なっています。外からの刺激から髪の内部を守り、たんぱく質や水分が失われないよう保護する役割を担っています。また、キューティクルが整った状態だと、髪が美しくつややかに見えます。

・コルテックス
髪の85%~90%を構成する主体の部分で、繊維状のたんぱく質が主成分です。メラニン色素はこの部分に含まれ、髪の色を左右しています。また、コルテックスの弾力や含まれる水分量は、髪の太さや強さ、しなやかさに影響します。

・メデュラ
毛髪の中心部分にあり、やわらかなたんぱく質と脂質を主成分としています。多くの空胞に空気を含み、髪の弾力や強さを左右しているといわれています。産毛や細い毛にはメデュラが含まれていないこともあります。

●ヘアサイクルとは

髪は1日に0.3~0.5ミリ、1ヶ月で約1.2センチ、1年で約15センチ伸びるといわれます。ただし、1本の髪には寿命があり、一定の期間が経つと自然に抜け落ち、また新しい髪が生えてきます。この周期がヘアサイクルで、約4~6年と考えられています。ヘアサイクルは髪1本1本異なるので、一度にまとめて抜けることはなく一定の量を保っているのです。

・成長期
毛母細胞が分裂を繰り返しながら成長している時期です。髪全体の約80~90%は成長期にあるといわれます。

・退行期
毛球が縮小し、毛母細胞の分裂が減少する時期。毛母細胞の力が弱まることから、髪の成長が止まります。髪全体の約1%が退行期にあるといわれます。

・休止期
毛母細胞の活動が完全に止まり、脱毛へと向かう時期。その毛根の奥では新しい髪の生成が始まり、再び成長期へと向かいます。