梅雨シーズンの悩ましいヘア、その状態

●梅雨時、髪の状態は?

髪の表面は、うろこ状のキューティクルが重なっておおわれています。このキューティクルは、熱や水分で膨らむ性質があります。そのため、梅雨の時季に湿度があがり、気温が上昇すると、キューティクルが膨らみ、キューティクルとキューティクルの間に隙間ができて、髪の内部にあるコルテックスの部分に水分が入り込みやすくなります。

髪内部のコルテックスの部分に、水分が入ると、コルテックスが水分で膨らみます。この膨らみが、髪内部で起こることにより、髪の形状が変化し、髪のうねりや広がりといった、梅雨時のヘアの悩みの原因となります。梅雨時は、室内と室外、また電車の中や車の中など、エアコンの影響もあり、さまざまな環境での湿度差、温度差が大きくなるため、髪への影響も大きくなりがちです。そんな梅雨時の環境や髪の状態を理解して、ヘアケアやヘアアレンジを行い、前向きに梅雨シーズンを迎えましょう。

参考記事:髪の構造

●毛髪タイプと梅雨時の悩みの傾向

毛髪は、6つのタイプに分かれます。そのタイプ別に、梅雨時の悩みをみていきましょう。

1 波状ボリューム
髪の1本1本に、チリチリとした波状のクセがあり、髪の全体量が多い。

2 波状ノンボリューム
髪の1本1本に、チリチリとした波上のクセがあり、髪の全体量が少ない。

3 カールボリューム
髪に大きなカールがあるクセ毛で、髪の全体量が多い。

4 カールノンボリューム
髪に大きなカールがあるクセ毛で、髪の全体量が少ない。

5 ストレートボリューム
髪の1本1本が、太くまっすぐで髪の全体量が多い。

6 ストレートノンボリューム
髪の1本1本が、細くまっすぐで、髪の全体量が少ない。

1と2のタイプの方は、髪のクセによって、いつも膨らみやすい傾向にあります。常に膨らみやすいのに加えて、湿度が高くなると、膨らみがさらに強くなり、髪の1本1本が、縮れてしまいがちです。ショートヘアの場合は、想定より髪が膨らむことにより、髪全体が浮いた感じになってしまいます。ミディアム・ロングの場合は、とにかく膨らんでしまうのが、悩みの種です。

3と4のタイプの方は、梅雨に多い霧雨が降り始めると、クセ毛のクセがさらに強くでてきて、朝に整えたセットによるスタイルが無くなり、さまざまな方向に髪がはねたり、うねったりします。梅雨で、最も髪の悩みがでやすいタイプです。日本人の髪に一番多いのがこの3、4のタイプの方です。ショートヘアの場合は、ヘアスタイルの想定とは異なる凸凹ができてしまいます。ミディアムの場合は、下にむかって広がり、ウエーブが不規則にでて、髪にまとまりが無くなります。ロングの場合は、うねり、クセにより本来の髪型とは違ったスタイルになってしまいます。

5と6のタイプの方は、髪全体のボリュームが無くなり、さびしい感じになってしまいます。ホットカーラーや、アイロンでカールをつけてもすぐにストレートになり、ヘアスタイルを保ちづらいといった特徴があります。ショートの方は、ボリュームのあるヘアスタイルになりづらく、ミディアム・ロングの方は、ストレートのままのスタイルならば、悩みは少ない一方、カールなどを長く保つのが難しくなります。