紫外線とは

紫外線は地球上に降り注ぐ太陽光線の一種で、波長の長い順にUV-A波(320~400nm)、UV-B波(280~320nm)、UV-C波(280nm未満)の3種類に分けられます。このうち、地上に届くのはUV-A波、UV-B波です。紫外線は、波長の短いものほどからだへの影響が大きいのですが、地球のまわりにあるオゾン層によって遮られやすくなります。UV-B波は波長が短いため、地上に到達する量は全紫外線の約10%程度といわれます。それに対してUV-A波はオゾン層を透過しやすく、UV-B波の約20倍以上もの量が地表に到達しています。

●季節と紫外線

紫外線は、年間を通じて降り注いでいますが、3月ごろから気温や湿度の上昇と共に紫外線量も増加し、7月から8月にピークを迎えます。

●紫外線の肌への影響

肌タイプによって現れる症状には差がありますが、紫外線を浴び過ぎると日焼けをするだけでなく、肌のハリや弾力が失われてしわやたるみなどの老化現象へとつながります。

・UV-A波
肌の色を黒くする「サンタン」を引き起こします。また、肌のハリ、弾力を司る真皮にまで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊するなどのダメージを与えて肌の老化を加速させます。

・UV-B波
肌の表面に炎症を起こし、赤く水ぶくれのような状態を引き起こす「サンバーン」の原因となります。また、表皮に存在する色素細胞メラノサイトに働きかけてメラニン色素を生成させ、シミやソバカスなど色素沈着を引き起こします。

●紫外線への対策

紫外線のダメージから肌やからだを守るためには、日焼け止めや日傘、帽子、UVカット機能のある衣類などで防止することが効果的です。ただし、紫外線は室内にいても窓ガラスを透過して侵入してくるため、完全に防ぐことは難しいといえます。そこで大切なのが、紫外線を浴びた後のお手入れです。
紫外線を浴びた肌は水分が失われて乾燥しやすいので、保湿化粧品などでうるおいを与え、なめらかな状態に整えましょう。また、からだの内側からは、肌の再生や新陳代謝に必要な栄養を摂取し、体内に発生した活性酸素を消去することが重要です。

●SPF/PAとは

SPFとは、Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で、肌が赤くなる原因であるUV-B波の防止効果を示す指標です。日焼け止めなどのUVケア製品に表示される最高値はSPF50+で、ライフスタイルに合わせて適した数値の製品を選ぶことが必要です。

PAとはProtection Grade of UVA(プロテクション グレイド オブ UVA)の略で、肌の黒化を促すUV-A波の防止効果を示す指標です。日焼け止めなどのサンケア製品に表示される数値は、次の4段階です。

●生活シーンに合った日焼け止め

炎天下の海辺などのレジャー紫外線と、通勤や買い物のときに浴びる日常紫外線は、量も強さも異なります。紫外線をきちんと防ぐためには、生活シーンに合わせて適切な日焼け止めを選ぶことが大切です。