7大栄養素② 糖質

からだの主なエネルギー源

糖質は広い意味では炭水化物と同様のものです。炭水化物は穀類に多く含まれており、体内では、エネルギーとなる糖質と食物繊維に分けられます。
「糖」というと、つい砂糖や糖尿病、肥満などをイメージし、良い印象を持たない方も多いかもしれません。しかし、糖質は、脳や神経系、赤血球、筋肉の大事なエネルギー源です。厚生労働省が発行する「日本人の食事摂取基準(2015年版)」でも、炭水化物の摂取目標として、総エネルギー必要量の50~65%という数字が挙げられています。とはいえ、過剰に摂取すると、中性脂肪として蓄えられ、肥満や生活習慣病の原因となります。

●糖質の種類

糖質は単糖類、少糖類、多糖類に分類されます。
単糖類は1個の糖からなりそれ以上分解されない糖類で、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトースがあります。少糖類は単糖が2つ以上結びついたもので、多糖類ほどは分子量が大きくないものです。オリゴ糖とも呼ばれますが、定義はややあいまいで、実際には二糖類を含める場合と、3つ以上の糖が結びついたものをさす場合もあります。二糖類にはショ糖(ブドウ糖+果糖)、麦芽糖(ブドウ糖+ブドウ糖)、乳糖(ブドウ糖+ガラクトース)などがあります。多糖類は消化性多糖類と難消化性多糖類に分かれます。消化性多糖類にはでんぷん、グリコーゲンなどがあり、難消化性多糖類は食物繊維の仲間となります。
不足すると、エネルギー不足による疲労感や集中力の減少が見られ、また、ブドウ糖が必要な脳・神経で供給不足が起こると、意識障害を起こすこともあります。また過剰な場合、エネルギーとして消費されなかった糖質は中性脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病の原因となります。

●GI値とは

食事をすると食べたものは「糖」に変わり血液中を流れ、血糖値が上昇します。GI値とはグリセミック・インデックス(glycemic index:GI)の略で、食品の摂取2時間までに血液中に入る糖質の量を計ったものです。GIの高い食事が糖尿病や心筋梗塞の発症率のリスクを増加させる可能性、また、メタボリックシンドローム関連因子との関連も示唆されています。