現代日本人の栄養バランス

カロリーオーバーなのに栄養が足りない…
現代人のパラドックス

飽食の現代・日本に生まれた私たちは、食べるものに困る経験をすることは、ほとんどないかもしれません。しかし生産方法が変わり、農薬、化学肥料による土壌ミネラルの減少で、野菜や果物などの農作物に含まれる栄養素は年々減少。私たちが同じものを食べ続けていたとしても、そこから得られる栄養素は減ってきています。
加えて私たちの周囲には、環境汚染、対人関係や仕事によるストレス、アンバランスな食生活など、せっかく得た栄養を消費する事象も増えてきています。
健康に対して受け身でいても、生き抜ける時代は終わりました。このような環境の中で健康を守るためには、毎日のバランスの良い食事に加え、栄養補助食品で不足しがちな栄養を補給することが大切です。

●日本人の栄養バランス

エネルギー摂取量の平均値は10年間で減少傾向にあります。主な食品群別摂取量は、10年間でほとんど変化はありませんが、魚介類と肉類の摂取量は、平成21年に逆転してからその状態が続いています。10年前と比べて、どの年代においても魚介類の摂取量は減少傾向、肉類は増加傾向にあります。

●日本人のミネラル不足

大量生産をめざした現代の生産法によって、農作物は早く、大量に収穫できるようになりました。しかしその反面、農作物のミネラル減少が叫ばれています。その理由には、土壌の栄養状態の変化や、土壌から栄養を吸収する十分な時間が与えられなくなったことが考えられます。またリンを含む肥料が、栄養素を吸収する力を阻んでいるともいわれています。さらに慢性的な野菜不足も、ミネラルの摂取不足に拍車をかけることに。下のグラフから、野菜の摂取量が目標値に届いていないことがわかります。