花粉症のメカニズム

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春先になると、鼻水が止まらない、くしゃみがよくでる、目が痒い、涙が出て目の周りが赤くなるなどの花粉症のつらい症状に悩まされる方が増えてきます。

●自然免疫と獲得免疫

私たちは生まれつき、病気にならないように外的から身を守る免疫機能を持っています。免疫には生まれながらにもっている「自然免疫」と成長するに従い獲得する「獲得免疫」があります。獲得免疫は多種多様な外敵(抗原)と出会うことで、強化されていくものです。そして、自然免疫と獲得免疫の総合的な免疫力をアップさせるうえで大切なのが「樹状細胞」です。樹状細胞は、体内に広く存在しており、からだと外界の境界にある皮膚に、比較的多く存在します。樹状細胞は、自然免疫だけでは抗原を退治できないとき、樹状細胞が抗原を食べてその情報を記憶し、すべての免疫細胞の司令塔となって、獲得免疫に抗原の情報を伝えて一斉蜂起させる役割をします。自然免疫と獲得免疫の橋渡し的な役割もします。

●花粉症と免疫

花粉という抗原に対して、免疫が過剰に反応し、必要以上に抗原に攻撃を繰り返し、結果として自分を苦しめるアレルギー症状を起こしてしまっている状態が花粉症です。過剰な免疫反応がでるのは、自然免疫と獲得免疫のバランスが崩れていることが一つの原因で、免疫力全体のバランスを整えることが大切です。そのためには、日頃から、十分な睡眠や免疫力を高める食事を心がけ、ストレスをためないような生活をおくることです。