メンタル対処法

ストレスを受けていると感じたとき、受け止め方を変えてストレスと感じてしまう気持ちの方向性を変えるよう試してみるのも良いでしょう。

●文字にしてみる

日記をつけることも一つの方法です。文字にすることで自分を別の角度から見ることができ、異なる受け止め方に気付くことがあります。専門家ではこれを発展させた方法として認知療法という手法が取られることがあります。メンタルの状態を良くする治療に効果のあるもので、この手法を参考に、自分で現在の状態を文字にして自身を別の角度から捉えることができます。進め方は、まずノートに自分の現状をあるがままに書き出し、次にその現状に対しての肯定的な見方を考え書きます。例えば「自分は仕事が遅い」という事柄に対して「でもきちんとできている」「自分の役割は果たせている」などがあげられるでしょう。このような書き出しを繰り返すことによって自分の考え方の傾向を変えることにより気持ちが楽になる場合があります。

●人に話す

人に話すのも良いでしょう。相談相手は家族や親しい友人、場合によっては少し距離のある関係の人も良いでしょう。気持ちを素直に話し、時には感情を抑えることなく泣くとスッキリします。この場合の相談される側の心得としては直接的に行動を促すのではなく、聞く姿勢を大切にすることです。話す側は聞いてもらえるだけで十分なのです。人に話す場合は相手の時間や都合に配慮したうえで、相談するようにしましょう。

●マインドフルネス

最近よく聞かれる「マインドフルネス」も受け止め方を変える一つの方法です。マインドフルネスとは、ストレスの原因を取り除く、または解消したりするのとは違ったアプローチで気持ちを楽にする方法です。過去や未来の出来事にとらわれず「今あるがままの自分」を認め、受け入れることにより気持ちを安定させるものです。実践方法はいくつかありますが、呼吸法が代表的です。マインドフルネスの呼吸法では、まず息を吸いからだが膨らむことだけに意識を集中させた後は、息を吐きからだが縮むことだけに意識を集中させます。「吸って、吸って」「吐いて、吐いて」と心の中でゆっくり唱えると集中しやすいようです。できるだけゆっくり、自分にとって心地よいリズムで呼吸します。鼻から吸って鼻または口から吐くと良いでしょう。呼吸をしている間には心配事、悩み事などの雑念が頭に現れるかもしれません。雑念が現れても呼吸に意識を集中するように努めます。1日に2~3分でもよいので実践してみましょう。電車の待ち時間やカフェの中でもできます。呼吸に集中し今あるがままの自分を意識することで、昨日の苦い出来事や明日の仕事なども意識から消え、雑念が現れることも減ってくるようです。呼吸以外の方法では、散歩するときなどに一歩一歩を意識して歩く方法、家の中でも外にいても、その時に聞こえる音ひとつひとつを集中して聞く方法などがあります。マインドフルネスは、これらを実践し続け「今ここにある自分」を意識することによりストレスで固まった心が解放され気持ちが楽になってくる方法です。集中力や記憶力もアップするとも言われています。

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●体調に合わせてストレスや症状を回避

女性の場合、ホルモンバランスに関連して生理前にストレスによる反応がより強く現れることがあります。スケジュールを調整できる場合は、生理前には緊張するような予定を入れないようにすることもストレス軽減につながります。通勤途中にお腹が痛くなるなどの経験がある人は、朝食はなるべく温かいものにして生野菜、繊維質のものや刺激物は控え、飲み物も温かいものを取りましょう。ストレスへの反応をやわらげるためにスケジュールや食事を調整することも良いでしょう。