秋に積極的にとりたい栄養素と食品

乾燥しがちなからだにうるおいを与え新陳代謝や血行を促進する、以下のような栄養素を摂るとよいでしょう。

●ビタミンA

からだ全体の粘膜、肌のうるおいを促進します。肌の新陳代謝を促し、乾燥対策ができます。

●ビタミンE

抗酸化作用があり、血行を促進します。肌の新陳代謝を促します。

●セラミド

肌のうるおいを保ち、肌の新陳代謝を促します。

●脂質

脂質は、炭水化物、タンパク質と並び、重要な栄養素で、「三大栄養素」の一つです。脂質には、多くの種類がありますが、脂肪酸によって、その性質が変わってきます。我々現代人にとって、不足しがちな、不飽和脂肪酸を含む油を摂るとよいでしょう。これらは、植物の種子油や青魚に多く含まれ、常温で液体となるのが特徴です。血液中の余分な中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし血栓を防ぎ、免疫系や皮膚の強化や保湿、さらに脳や神経の働きをサポートするなどの様々なメリットがあります。不飽和脂肪酸には、オメガ3、6、9があります。摂り過ぎによるトラブルもあるので、どれか一つに偏るのではなく、満遍なく摂るとよいでしょう。1年を通して摂りたいこれらの油ですが、とくに肌や粘膜を潤すビタミンEが豊富に含まれるゴマ油、オリーブオイル、エゴマ油、ナッツ類は、秋には特におすすめです。


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秋、健康増進におすすめの食品

旬を迎える梨、ブドウ、柿、りんご、長イモ、サトイモは、水分を豊富に含み、おいしく自然に水分補給ができます。また、多くの種類が出回るきのこ類は、免疫力をたかめるベータグルカゴンを豊富に含みます。季節の魚である秋刀魚、鮭からはDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を豊富に含む、良質の油を摂取できます。ビタミンEを豊富に含む、くるみ、松の実などの木の実全般、ぎんなん、栗、落花生、かぼちゃの種も新鮮なものが手にはいりやすい時期です。また新米を入手できる機会があれば、ぜひ玄米を炊いてみましょう。玄米は肌や粘膜を潤すセラミドを多く含みます。精米するとセラミドは消失するので、玄米で食すのがおすすめです。秋は、米ぬかも新鮮なものが手に入りやすくなりますので、栄養に富むぬか漬けをつくることができます。ぬか漬けは、腸内環境を整える乳酸菌だけでなく、タンパク質、脂質、食物繊維、ビタミンA、B1、B2、B6、E、ナイアシン、カルシウム、リンと実に多様な栄養素を含みます。冬にむけてからだの調子を整えていくには、理想的な食品といえます。

味つけにおいては、特に晩秋に辛い味付けを意識してみましょう。にんにく、しょうが、ニラ、こしょう、わさびなどのスパイス系をお好みに合わせて、とりいれてみましょう。辛味にすることで、血液の循環を促し、肺の機能を高めて、冬の寒気に備えていきます。