ビタミンA

免疫力を高めて感染症を防ぎ、皮膚や粘膜、目の機能を健康に保つ

主な働き

・粘膜の乾燥や細菌の感染を防ぎます。
・疲れ目や視力の低下を防ぎ、目の健康を保ちます。
・肌、髪、爪を丈夫に保ちます。

不足すると

・夜盲症の原因になることがあります。
・ウィルスへの抵抗力が低下します。
・子どもの場合、からだの成長や、骨、歯などの発育に影響を及ぼします。
・皮膚や粘膜が乾燥しやすくなり、風邪をひきやすくなります。

摂りすぎると

頭痛や嘔吐、脱毛、筋肉痛などが起こることがあります。妊娠中に摂りすぎると、流産や胎児に奇形が起こることがあります。


●摂取基準(推奨量)※厚生労働省「日本人食事摂取基準2015年版」
※レチノール活性当量として
18~29歳の男性 850μg/日  18~29歳の女性 650μg/日
※プロビタミンAカロテノイドを含む
耐容上限量:18~29歳の男女 2,700μg/日
※プロビタミンAカロテノイドを含まない


●含まれる食品
動物性食品では「レチノール」として、レバーや肝油などに含まれます。植物性食品では緑黄色野菜に豊富で、体内でビタミンAに変わる「β-カロテン」などのカロテン類として含まれます。

100gあたり/1回の使用量あたり
・鶏レバー14,000μg/50gで7,000μg
・豚レバー13,000μg/50gで6,500μg
・アンコウの肝8,300μg/ぶつ切り1切れ30gで2,490μg
・銀むつ1,800μg/一切れ100gで1,800μg
・ウナギのかば焼き1,500μg/一串100gで1,500μg
・西洋カボチャ330μg/120gで396μg
・にんじん760μg/50gで380μg


●その他
・油炒めやドレッシングをかけるなどして、油脂と一緒に摂ることで吸収力が高まります。
・β-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変化します。



●関連知識
7大栄養素とは >
7大栄養素④ ビタミン >
現代日本人の栄養バランス >
年代別に必要な栄養素 >
環境や悩みと栄養素 >
ウェイトマネジメントの栄養学 >

SHARE