人と空気との関わり

私たちのからだと深い関わりを持つ空気、人は常に呼吸をしながら生命を維持し活動しています。空気とは私たちの周りにある無色透明の気体であり、地球の大気圏の最下層の部分(地表から約10㎞の層)に数種類の気体が混在したものすべてを合わせて空気と呼んでいます。

●空気の構成

空気の構成は窒素が78%、酸素が21%、その他(アルゴン、二酸化炭素など)が1%です。最も多くを占める窒素はアミノ酸をはじめとする多くの生体物質の中に含まれたんぱく質の素となり、地球のほぼ全ての生物にとって必要な働きをしています。しかし窒素は空気中から直接からだに取り込まれることはなく、呼吸によってとりいれられた窒素はまた呼吸によって体外へ排出されます。私たちのからだに直接取り込まれ生命維持に欠かせない働きをする酸素は21%であり、植物の光合成に必要な二酸化炭素はわずか1%に過ぎません。地球では動物は酸素を取り入れ二酸化炭素を排出し、植物は二酸化炭素を取り入れ酸素を排出して空気全体のバランスを保ちながら生命を営み維持しています。

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●人のからだと空気

人は体重50キロの場合で1日に20kg、量にしておおよそ15000Lの空気を吸っています。1日に必要な水分は約2Lと言われますのでいかに多くの空気を必要としているかが分かります。そして呼吸で取り入れる空気の中でも人間の生命維持に最も大切なものは酸素です。酸素は呼吸によって体内に取り入れられ血液によって全身に運ばれます。私たちのからだは細胞からできていて、その細胞ひとつひとつに酸素と栄養素を供給することで生きています。酸素は脳や筋肉などの運ばれた先の細胞でエネルギーとして消費されます。この働きは酸素にしかできないものです。人は呼吸をし、取り入れた空気の酸素によってたゆまなく生命活動を行っているのです。