よりよい空気を目指して

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健康を維持するためには濁りの少ない澄んだ空気に囲まれて暮らしたいものです。きれいな空気には心も癒されます。よりよい空気の中で生活するために日々の生活でできることを試してみましょう。

●身の周りの空気を整える

・空気の汚れを取り除く方法
空気清浄器を利用するのがもっとも手軽で効率が良いでしょう。フィルターの目の細かさや機能もさまざまですので目的に応じた製品を選びましょう。またウィルスは乾燥を好むので冬場は加湿器を利用するのもウィルス対策には効果的です。ただし空気清浄機、加湿器、エアコンなどを使用する場合はフィルターの掃除やこまめなメンテナンスを心がけましょう。花粉や黄砂、PM2.5 の飛散が多い時期にはマスクを着用すると良いでしょう。布団や洗濯物の干し方を工夫するまたは外干しをしないなど注意が必要です。外出時に着用していた衣服は帰宅前に玄関の外で表面を払うだけでも効果があります。気密性の高い室内では換気も大切です。室内での喫煙やストーブなどの暖房器具の使用は避けたいものですが、やむを得ない場合は換気を心がけましょう。

・汚れた空気を避ける方法
花粉や黄砂、PM2.5の飛散状況は官公庁や自治体、民間気象会社が情報を提供しています。参考にして可能であれば飛散の多い日や時間帯の外出を避けると良いでしょう。また、住まいの場所を選ぶときには都会の幹線道路沿いなどは空気内の汚れた物質が舞い上がってくることも多いので慎重な検討が必要です。公園の近くや自然の多い地域では空気の状態も異なるでしょう。建築やリフォームを行う際にはホルムアルデヒドを避けるためにも自然素材の建材や工法を検討するのもおすすめです。

●空気にプラスして

現在の生活環境に少しプラスしてみることで空気の状態を改善できる場合があります。例えば室内に観葉植物を置いてみるのも良いでしょう。酸素濃度アップが期待できるのに加え植物はフィトンチッドを発散しています。フィトンチッドとは樹木などが発散する化学物質で殺菌力や微生物の活動を抑制する力を持つ化学物質です。ヒバを建材に使用する、クスノキのタンスを置く、ヒノキのまな板を使うといったことでもフィトンチッドは発散されますので試してみてはいかがでしょうか。ただし観葉植物は水のやり過ぎなどにより根腐れして悪臭を放ったりカビが発生したりする場合があるので注意しましょう。またアロマをその時の気分や状況に合わせて取り入れても良いでしょう。ティートリーなどは殺菌やウィルスの働きを抑制する効果があると言われています。このように緑や香りを楽しみながら生活に取り入れてみましょう。森の中や滝の周りに浮遊するマイナスイオンも空気中のちりやほこりを除去する性質を持っていると言われています。休日は大きな公園や時間が許せば山や森林など自然の多い空気の澄んだ場所へ足を運んでみるのも良いでしょう。

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