水の重要性

私たちのからだと生活には水が欠かせなく、その役割や働きは多岐に及びます。

●からだと水

人間のからだは実に半分以上が水でできていますが、その割合は年齢によって大きく異なり胎児が約90%、新生児が約80~90%、乳幼児が約75%、子供が約70%、成人だと約60%、高齢者が約50%といわれています。からだの中の水の割合はこれほど高く、またからだは日々代謝を行って水を排出しているため、水の摂取は生命維持に不可欠です。例えば人間は10日間ほど食物を食べなくても皮下脂肪や筋肉をつかって生きられますが、水を摂取しないと5日間程で生命に危険が及びます。人間のからだの中の水は、細胞外液と細胞内液の二つに大きく分けられます。細胞内液は、生命現象に直結する重要な働きをし、体内の水の全体量の約三分の二となります。細胞外液は血液やリンパ液などで、酸素や栄養素、老廃物などの物質を運び、体内の水の全体量の三分の一となります。また体内の水全体の役割として、体温の調整、細胞内液・細胞外液を一定に保つ浸透圧やミネラルバランスの調整もします。
体内の水のミネラルのバランスは、海水のミネラルバランスと同じで、人間の起源が海と深く関係していることがわかります。体内の水分が失われ、体重の2%が減ると喉の渇きを感じますが、3%以上減ると喉の渇きを感じなくなり、さらに6%以上減ると脱水症状、頭痛・吐き気・ふるえ、寒気などを引き起こします。脱水症状が酷くなると口から水を受けつけなくなることもあり、とても危険な状態に陥ります。そして15~20%の減少では、先に述べた体内での水の担う大切な働きが行われなくなり、正常な生命活動が維持できず最後には、死に至ります。

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●生活と水

個人が日常でかかわる水は、大きく分けて家庭用水(飲み水、料理の水、歯磨き、トイレ、お風呂、など)と生活用水(公共トイレ、プール、防災用の水)の二つがあります。どちらも現代の私たちの生活を営む上では欠かせなく、両方共に衛生状態が大切で、衛生状態が悪いと感染症や疫病の原因となり、直接的に人命にかかわります。また十分な水の確保も天候などによって難しくなることもあり、日ごろから水資源を大切に使うことを心がけたいものです。人体に直接影響するのは、口から入る水とお風呂の水。生活用水ではプールがあげられます。