健康と水

水は私たちのからだの重要な構成要素です。水との関わりを積極的に考え、行動していきたいものです。

●水の効果的な摂り方

からだに欠かせない水は、汚染物質を含まない良質な水を美味しいと感じる温度でこまめにとることがおすすめです。美味しく感じる温度は、夏は6度~8度、冬は15度~17度、外気の温度により美味しいと感じる温度がかわります。汗をかくような運動をする場合は、事前に水分をとるのがよいでしょう。起床後、運動後、寝る前にもコップ1杯の水をとりましょう。ただし、水毒症ともいわれますが、とりすぎもよくありません。水をとりすぎると、体液のミネラル濃度が下がるため、疲れやすくなる、頭痛、呼吸困難などにつながります。喉がかわく感覚が弱くなる高齢者の方は、十分な水分摂取が大切ですが、水のとり過ぎにも同じように注意が必要なこともあります。

●きれいな水をからだと生活にとりいれるために

からだの6割は水ということから、食べ物と同じように、体内にとりいれる水にも配慮したいものです。環境や体調に合わせて自分が美味しいと感じる水を意識して選び、飲みましょう。水を選ぶ際に二つの点に留意しましょう。一つは、塩素や汚染物質などの望ましくないものが除去されているかということ。もう一つは、我々人体にとって良い成分を含んでいるか、といった視点で判断するのもよいでしょう。本来、自分が生まれ育った場所の生水(なまみず)はからだに合った成分が含まれていると考えられ、からだに最も適した水と思われますが、現代ではそのような水を得ることは難しいため、自分の味覚やからだの感覚で意識的に選びたいものです。これから将来にわたって、水の環境改善をし、からだによい水を取り入れ、きれいな水で生活していくことを目指すためには、まずは毎日の生活で水を大切に取り扱っていきましょう。
生活につかう水の量を小まめに減らす工夫をし、生活排水を減らすようにしましょう。例えば、シャンプーをしている間はシャワーの水を止める、歯を磨いている間は水道を止める、などです。また生分解が行われる原料を含む洗剤やシャンプーに目を向けて生活排水の質を変えていくことを目指しましょう。そして、食料には食材や調理済みの物両方に大量の水がつかわれています。食べ残しを廃棄するということは、水を無駄にしているということになります。食べ残しをしないということも水の環境改善に大事です。日々の生活排水を見つめ直すことで、環境全体を変えていく姿勢をもちたいものです。