自分の尺度をもつ

行動を起こす前に周りを気にしすぎていませんか。

●自分がつくりだす仮想に囚われる

行動を起こすときに、「相手に嫌われるのではないか」「失敗するのではないか」と相手の反応や行動の結果をあれこれと想像して、その仮想に囚われて行動を起こすことを恐れていませんか。自分が起こそうとする行動に対しての相手の反応や結果は、行動するまでわかりません。行動した結果を仮想してその仮想に基づいて行動することは、本来の相手の気持ちや行動がもたらす未来の現実とは、はるかにかけ離れている可能性すらあります。

●人の意見に流されない

人の意見に耳を傾けることはよいとしても、人の意見を重視するあまりに、自分の本来の意志とは違う決断をすることは避けた方がよいでしょう。家族、親戚、友人、知人、それぞれ親身になって相談にのり、アドバイスをくれますが、あなた自身になることはできません。「自分以外の人の意見」と「自分の意志」は別ものと捉えて、自分を主体とした決断を行いましょう。ランチに何を食べるかといった日常のことでも、「あ、じゃあ一緒のもので」と同調で済ますのでなく、小さな決断も常に自分で行い主体的に行動する習慣をつけましょう。

●メタ認知を活用する

自分の喜怒哀楽は心が行っている「認知」ですが、「メタ認知」とはこの喜怒哀楽といった認知を、もう一つの上のメタレイヤー(上の階層)から見ることです。「今私は緊張している、過去の失敗を過剰に恐れているのだ」「今私は怒りを抑えられなくなっている」「今私は酷く悲しんでいる」「今私は久しぶりにお寿司を食べて喜んでいる」などと、恐れたり喜んだりしている自分をメタ認知で客観視します。
行動を起こす前にあれこれ気に病む自分や、人の意見が気になる自分がいたら、「私は人のことを気にしすぎはじめている」とメタ認知で発見し、自分の判断で主体的な行動をするように心がけることができます。自分の行動を周りの人がどう思うか、どう反応するかが気になってしまい行動に踏み出せないときも、メタ認知を活用して自分自身が何に対して不安をもっているのかを客観視し、箇条書きにするなどしてみると、一歩先へと進むきっかけ、幸せな未来への一助となるかもしれません。

参考:「精神科医が教えるストレスフリー超大全」株式会社ダイヤモンド社、「幸せのメカニズム(講談社現代新書)」株式会社講談社、「デンマーク幸福研究所が教える「幸せ」の定義」株式会社晶文社