パントテン酸
たんぱく質、糖質、脂質の代謝に働き、エネルギー産生やホルモンの合成をサポート
主な働き
・3大栄養素(たんぱく質、糖質、脂質)をエネルギーに変えるサポートをします。
・いろいろなホルモンの合成に関わっています。副腎皮質ホルモンの産生をサポートし、ストレスに対応するための体制を作ります。
不足すると
通常の食事で不足することはありませんが、
・抵抗力が低下して、風邪をひきやすくなります。
・自律神経に関わるため、心身に影響を与え、怒りっぽくなったり手足がしびれるなど、さまざまな部位に症状が出ることがあります。
・成長障害や副腎障害などを引き起こすことがあります。
摂りすぎると
摂りすぎによる心配はまずありません。
●摂取基準(目安量)※厚生労働省「日本人食事摂取基準2015年版」
18~29歳の男性 5mg/日 18~29歳の女性 4mg/日
●含まれる食品
レバー、鶏肉、イクラ、たまご、納豆など、いろいろな食品に含まれます。
100gあたり/1回の使用量あたり
・鶏レバー10.10mg/50gで5.05mg
・豚レバー7.20mg/50gで3.60mg
・牛レバー6.40mg/50gで3.20mg
・子持ちガレイ2.41mg/1切れ100gで2.41mg
・ウナギのかば焼き1.29mg/1串100gで1.29mg
・納豆3.60mg/1パック50gで1.80mg
・アボカド1.65mg/1/2個70gで1.15mg
●その他
・パントテン酸という名前は、ギリシア語の「どこにでもある物」という言葉に由来。さまざまな食品に含まれ、体内では腸内菌によっても合成されます。
・ストレスによって消耗されやすいので、多めに摂るのも良いでしょう(過剰症は通常ありません)。アルコールやカフェインでも消費されます。