7大栄養素とは

私たちが健康に生きていくために欠かせない、さまざまな栄養素。中でも、「たんぱく質」「糖質」「脂質」のことを3大栄養素といいます。この3大栄養素は、私たちのからだの主要な構成物質であり、活動するためのエネルギー源となります。3大栄養素は、摂取量が多いことから、英語ではマクロニュートリエントと呼ばれています。しかしそれだけでは、エネルギーやからだの原材料をつくり出したり、取り出したりすることはできません。3大栄養素を処理したり、さまざまなからだの機能を働かせるための栄養素も必要です。
3大栄養素に、からだの機能を調節する有機物である「ビタミン」、生命活動に欠かせない無機物「ミネラル」を加えたものを5大栄養素といいます。
また、以前は無益な成分とされてきた「食物繊維」ですが、さまざまな生理作用や体内での重要な働きがあることが分かったため、第6番目の栄養素として加わりました。
さらに、抗酸化作用や免疫活性作用のある植物由来成分「ファイトニュートリエント」が加わり7大栄養素に。これらの成分がそれぞれ大切な役割を担い、日々、私たちの健康を支えているのです。

●栄養素の役割

栄養素には、大きく分けて3つの役割があります。

・エネルギーになる

生きるために必要なエネルギーを供給する栄養素で、糖質、脂質、たんぱく質などがこれにあたります。お腹がすくと元気がなくなるのはエネルギーが欠乏しているためです。

・からだをつくる

からだの骨や組織・筋肉・血液などをつくる栄養素で、たんぱく質、ミネラル、脂質などがこれにあたります。大人の細胞の数は60兆個にもなり、毎日少しずつ、新しい細胞と入れかわっています。

・からだの調子を整える

からだの各機能を調整する栄養素で、ビタミン、ミネラルの他、たんぱく質、脂質などがこれにあたります。代謝・免疫・抗酸化物質の活性化や生体システムを円滑にするなど、生理作用の調整をします。


 

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