肌の老化とセラミド

うるおいは、健やかで美しい肌に欠かせません。

●肌の中のセラミド

ハリがあり健やかで透明感がある肌の表面には、十分なうるおいがあります。肌表面は角質細胞からできていて、角質層とよばれます。この角質層の水分保持の役目の約8割を、セラミドなどの角質細胞間脂質が担っています。その他には天然保湿因子や皮脂があげられます。

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セラミドは角質細胞間脂質の約半分を占め、他の細胞間脂質にはスフィンゴ脂質やステアリン酸コレステロールといったものがあげられます。セラミドは、水を抱え込み、またその抱え込んだ水をしっかりと保持する機能に優れています。周りの湿度が0%でも、セラミド内の水分は奪われることがなく、気温がマイナス20℃まで下がっても凍らない性質をもち、過酷な環境のなかでもしっかりと角質層の水分を守ります。セラミドは、水分を抱え込むだけでなく、角質層の細胞と細胞をつなぐ役割もしており、細胞と細胞がしっかりつなぎ合わさることにより、角層内の水分を外へ逃がしにくくしているのです。

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●味方につけたい保湿成分セラミド

セラミドは肌の水分保持に重要な役割を果たしますが、残念なことに年齢を重ねると減っていきます。セラミドは新陳代謝のなかでつくられるもので、新陳代謝が活発な赤ちゃんの頃が最も多く、年齢を重ねるにつれ減少し続けていきます。肌のうるおいをよい状態に保つためには、スキンケアでセラミドを補っていくことが大切になってきます。
人間の皮膚には、約6種類のセラミドがあるといわれます。現代では人間の皮膚の中にあるセラミドと同じ組成のセラミドを人工的につくることができ、これらはヒトセラミドまたはヒト型セラミドと呼ばれ、スキンケア製品に広く使われています。保水力に特に優れるとされるのは、ヒト型セラミド1、2、3で、スキンケア製品にもよく配合されています。セラミドは美容液や乳液、クリームなど幅広い製品に配合できる成分です。肌の保水力をアップし、若々しい肌をめざすには、セラミド配合のスキンケアを活用していきましょう。