ボディのたるみ

年齢を重ねると変化していくボディの印象。どんなところが変わってくるのでしょうか。

●たるみの原因

ボディの肌は顔に比べると真皮層、皮下組織の脂肪が多く、たるみがでやすいのが特徴です。肌の真皮層にはコラーゲン、エラスチンといった繊維がありますが、これらが弾力を失い表皮を支える力が弱まると、表皮が重力によって下方へ向かいたるんだ状態になります。また、皮下脂肪の下にある筋肉の量がボディの印象を決める要となります。筋肉が多く皮下脂肪が少ないとたるみが起きにくく、筋肉が少なく皮下脂肪が多いとたるみがおきやすくなります。しかし、運動習慣のない成人の場合、筋肉は1年で1%ずつ落ちていくといわれています。ベッドで寝たきりの場合わずか2日で1%落ちるといわれていて、筋肉はなにもせずに維持できるものでないことがよくわかります。

●たるみやすい部位

やせている、太っているに関わらず、筋肉が減ると表面にある皮下脂肪や皮膚表面を支える力が弱って、全体にメリハリがなくなりたるんだ印象となります。男女共に首回り、胸、おなか、二の腕、ヒップ、背中といった部位は特にたるみが目立ちやすいところです。たるみが大きいとたるんだ部分に影ができ、たるみがより立体的に目立ってみえます。加えてたるんだ肌では毛穴が重力で下へひっぱられ、楕円になり大きくなることもあります。毛穴が大きく目立ってみえることによりたるみ部分がさらに強調されるという残念な影響もあります。

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