頭皮の構造

頭皮は顔の肌と異なる構造・仕組みをもつ一方で、頭皮の状態は顔のたるみやむくみにも関係します。

●独特の構造をもつ頭皮

頭皮は皮膚ですが、全身の他の皮膚とは異なる構造をもちます。例えば頭皮はおなかの脂肪や足の筋肉のように、指でつまんで持ち上げたりと簡単には動かすことはできない仕組みになっています。それは頭皮の皮下組織が、その下にある帽状腱膜という組織と強く結合していること、頭頂部には筋肉がないことが関係しています。頭皮の皮下組織には皮下脂肪があり、外部からの衝撃から頭を守り、また体温調節をする役割をしています。全身の皮下脂肪と代謝のシステムが違うため、手のひらや足の裏と同じように顔やおなかの脂肪が増えても、頭皮の脂肪が同じように増えるということはなく、ある一定量に保たれています。

●膨大な数の毛穴がある頭皮

からだで最も細胞分裂が活発なのが、腸の絨毛細胞と頭皮の毛穴にある毛母細胞です。日本人の頭髪の数は多い人で13万~14万本、少ない人で6万~7万本、平均的には10万本といわれています。一つの毛穴から複数の毛髪が生える場合もありますが、相当な数の毛穴が頭皮にはあります。毛穴にある膨大な数の毛母細胞は、血流により送られてきた酸素や栄養をもとに活発に細胞分裂し毛髪をつくります。

●過酷な環境におかれている頭皮

頭頂部はからだの中で紫外線の影響を最も受けやすく、また帽子をかぶらない限り常に外気にさらされているため乾燥しやすく、大気中に浮遊するホコリなど汚れがつきやすくなります。顔にはUV対策クリームやファンデーションを塗っても、頭皮はなにも対策されていないことが多いようです。

●乾性頭皮と脂性頭皮

シャンプーのしすぎや紫外線によるダメージ、空気の乾燥などにより頭皮表皮が乾燥し、うるおいが十分に保てない状態になっているのが乾性頭皮。食生活の乱れから、もしくはシャンプーの回数が多すぎるまたは少なすぎることを原因に、皮脂が過剰に分泌されてべたつく状態になっているのが脂性頭皮。どちらの場合も痒みやフケといったトラブルがおこりがちです。

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参考:「20歳若く見える頭髪アンチ・エイジング」株式会社講談社、「髪の悩みがみるみる解決する100のコツ」株式会社主婦の友社、「女性の薄毛・抜け毛お悩み解消BOOK」株式会社主婦と生活社