美肌と栄養 ビオチン・ビタミンB2&B6

ビタミンB群はいずれも三大栄養素をエネルギーに変える補酵素ですが、そのうちビオチン、ビタミンB2、ビタミンB6は健やかな肌と特に深く関係します。

●ビオチン

ビオチンは糖代謝、脂肪酸代謝、アミノ酸代謝の全てに関わる補酵素で、三大栄養素がエネルギーに変わるときにそれぞれの代謝をサポートします。さらにビオチンは粘膜をつくり成長を促す働きもあり、肌の新陳代謝、皮脂の代謝に関わります。健やかな肌は28日間を目安に肌の表皮が新しい細胞へと替わり、古い細胞ははがれて垢となって離れていくことでよい状態に保たれています。いつまでも古い細胞が肌表面に残っているとくすんだ顔色になり、また肌表面の保湿力が低下してゴワゴワした状況になり、シワができやすくなります。スムーズに肌の新陳代謝が行われていると、透明感のあるイキイキとした顔色になります。そして皮脂の代謝が滞ると肌表面が乾いた状況になり、肌あれや炎症を起こしやすくなります。皮脂の分泌が過剰になるとニキビや毛穴の詰まりがおこりやすくなりますが、皮脂の代謝が問題なく行われていると表面がうるおい、肌トラブルや乾燥から守ってくれます。
このように皮膚の新陳代謝と皮脂の代謝は健やかな肌と密接に関わり、ビオチンは大きな役目を果たしています。ビオチンは肉類、種実類、卵類、魚介類、きのこ類などの食品に幅広く含まれ、一般的な食生活で不足することは稀ですが、不足するとさまざまな健康リスクにつながります。また、ビオチンは体内でもつくられます。体内でつくられる半分以上は腸内細菌、日和見菌のバクテロイデスなどによって合成されます。

●ビタミンB2、ビタミンB6

肌の新陳代謝に欠かせない新しい細胞は、ビタミンB2、ビタミンB6の働きによりアミノ酸が細胞に供給されて生まれます。新しい細胞が生まれ新陳代謝によって古い細胞と入れ変わり、垢となって剥がれ落ちることが、肌のうるおいやハリ、透明と直接的に関係します。ビタミンB2、ビタミンB6は皮脂の代謝にも関係し、肌荒れやニキビ、毛穴のつまり、口内炎や口角炎、髪のトラブルなどにも影響します。ビタミンB2、ビタミンB6はマグロやカツオ、肉類などに含まれています。