ボディの乾燥
ボディの肌は顔に比べて皮脂の分泌が少なく、衣類などの摩擦刺激を受けるため、乾燥しやすい状態です。しかし、顔はしっかりとスキンケアをしても、ボディのお手入れはつい手抜きしがちになるという人も多いようです。乾燥がひどくなるとかさついて粉を吹いたような状態になったり、かゆみを感じる場合も。顔と同じように、きちんとお手入れすることが大切です。
●肌の水分量
顔と比べてボディの水分量は全体的に少なく、特に足は常に水分量が低い状態です。季節による変化も大きく、夏は湿度が高く汗をかきやすいため、特に胸などボディの中心部の水分量が増え、腕や足なども比較的水分量が高くなります。それに対して冬は、空気の乾燥によって肌から水分が奪われやすい上、汗の量も少ないことから乾燥が進みやすくなります。
●ボディが乾燥する原因
・季節による影響
汗や皮脂の分泌が多い夏に比べ、冬は汗や皮脂の量が減少することから、肌の水分量が低下し乾燥しやすくなります。
・エアコンによる乾燥
外気の乾燥だけでなく、エアコンによる乾燥にも注意が必要です。
・紫外線
紫外線を浴びると肌から水分が奪われる上、肌のターンオーバーのリズムが崩れることからバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。
・入浴習慣
熱いお湯に長くつかり過ぎたり、ナイロンタオルでからだをゴシゴシ洗うと角質層がはがれ落ち、肌に必要なうるおいまで奪ってしまいます。肌にやさしい洗浄料を使い、手でやさしく洗いましょう。また、肌のうるおいを守る保湿成分が配合された入浴剤を使うのもおすすめです。
・入浴後の保湿不足
入浴後の肌は、浸透した水分と一緒にうるおい成分もどんどん蒸発してしまうため、非常に乾燥しやすい状態です。特に、入浴後10分を過ぎると肌の水分量が急激に減少するので、お風呂から上がったらなるべく早く保湿のお手入れをすることが大切です。