ファンデーションの基本1
●メイク前・保湿の重要性
顔の印象に大きく影響する肌。肌は顔の中での面積が大きく、ベースメイクは顔の印象を大きく左右します。ベースメイクがきれいに仕上がっていれば、肌がきれいに見え、顔全体の印象も美しくなります。そのベースメイクのきれいな仕上がりを支えるのは、十分にうるおった肌です。つまりベースメイクを始める前に肌がしっかりとうるおい、保湿された状態であることが大切です。しっかりとうるおった肌ならば、ベースメイクのもちもよくなり朝から夜まで美しい肌でいることも期待できます。
肌が乾燥していると肌表面が固い状態となり、ファンデーションがつきにくくなります。また肌表面がなめらかでないのでムラづきになりがちです。肌が十分に保湿され、やわらかくなるとファンデーションの肌へのつきがよくなり、もちもよくなります。スキンケアをしっかり行うことは、肌へのお手入れであると同時に、ベースメイクの準備でもあるのです。しっかりと肌がうるおっている目安として、スキンケア後手の甲を頬につけてもちっとするくらいが最適です。化粧水、乳液をたっぷりとつけてなじませ、肌表面にぬるつきが残らないように時間をかけてさらになじませます。クリームなどの油分が肌表面にのこっていると、むらになったりベースメイクに筋がついたりして化粧崩れにつながります。たっぷりの量の化粧水、乳液をつけてもゆっくりと手のひらでなじませ、肌になじんで表面のぬるぬる感がなくなればたっぷりつけても心配はありません。保湿をしっかりするとフィット感が増し粉っぽさのない美しい仕上がりになります。そして時間がたってもシワや毛穴の中にファンデーションが入りこみにくいため長時間メイクがもちます。スキンケアは健康な肌でいるためにも重要です。年齢への対処、紫外線防止、肌のバリア機能を守るためにも保湿はとても大切なのです。夏の時期で肌表面が汗ばんでいても、肌内部の水分は冷房や紫外線で奪われがち。夏でも保湿は大切です。春秋冬は気候的に乾燥しやすいため、年間を通じて保湿は欠かせません。