エクササイズの種類 有酸素運動
酸素を取り込みながら行う運動は「有酸素運動」とよばれ、心肺機能や循環器、脂肪燃焼に主に関わります。代表的な有酸素運動を紹介します。
●ランニング・ジョギング
速いスピードで走ることをランニング、快適なスピードでゆっくりと走ることをジョギングとよんでいます。共に一定時間以上行うことで有酸素運動となり、心肺機能を高めます。肥満や生活習慣病の予防にも効果的です。走り方によっては筋力や柔軟性も高めます。歩幅を大きくとるストライド走法により関節の可動域を拡げる、体幹を強化するなどの効果も期待できます。走る前後にストレッチや筋力トレーニングを加えることにより、より効果が高まります。
●ウォーキング
特別な装備もいらず気軽にはじめられるウォーキングは、日常に取り入れやすいエクササイズです。歩くことにより下半身、特に第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎの筋肉を適度に収縮させることにより、全身の血流を改善し心肺機能を改善します。また、1万歩ほどのウォーキングで約300キロカロリーを消費し、肥満の予防になります。歩くことにより代謝やホルモンの働きが促され、また周りの景色を見ることにより脳が活性化されます。
●水泳
水泳は水の中で浮力が生じるため、陸上での運動に比べ膝や腰などの関節に負担の少ない運動をすることができます。一方、水の抵抗、水圧により陸上よりも運動の負荷がかかり、効率のよい筋力向上が期待できます。水中でのウォーキング、水中エアロビクスなど、泳ぐことのほかにもさまざまなエクササイズがあり、いずれもある程度の運動量で体脂肪燃焼、循環器能力の向上が見込めます。