免疫力と生活習慣

免疫は、自律神経と大きく関係することがわかっています。

●自律神経と免疫

自律神経とは、私たちの意志とは関係なく内臓や血管を調整している神経で、交感神経と副交感神経の2種類があります。昼間活動しているとき、興奮しているとき、緊張しているときは、主に交感神経が優位になり、夕方から夜に休息や睡眠をとっているとき、リラックスしているときは、副交感神経が優位になります。交感神経が優位にあるときは、心臓の拍動が強まり、血圧も上昇し、副交感神経優位のときは、心臓の拍動はゆるやかで、血圧は下がり、呼吸もゆったりとしたものとなります。強いストレスがかかり交感神経が優位の時間が長くなると、免疫力が下がることがわかっていて、副交感神経を刺激し、副交感神経優位の時間を意識してとることが大切です。

●副交感神経を優位に

仕事や人間関係で、ストレスを避けられない場合は、自ら副交感神経を優位にする時間を生み出すことが、免疫力を保ち強化するうえで重要です。ストレスを自覚し、ストレスコントロールを意識的に行う、生活のリズムを整える、適度な運動をする、ゆっくりと入浴する、深呼吸を行う、リラックスした時間をつくる、楽しいことを考える、水分をたっぷりとる、からだを温める、食事内容に配慮するなど、副交感神経を優位にする方法はいろいろとあるので、日頃から心掛けて実行してみましょう。
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