糖質コントロールの重要性

糖質は、私たちにとって欠かせない栄養素ですが、近年糖質の摂り方に関しては、多くのことがわかってきていますので、糖質の摂取をコントロールしていくことが重要です。

●糖質とは

糖質は、砂糖を含む菓子などに限らず、普段食べている多くの食品に含まれる栄養素です。例えば、ご飯やパン、麺類、イモなどの食品の主要栄養素は、炭水化物です。炭水化物は「食物繊維」と「糖質」に分けられますが、「糖質」が多くを占めています。さらにご飯などに含まれるでんぷんは、「多糖類」、砂糖は「二糖類」に分類されますが、どちらも食べると消化吸収され、ブドウ糖に変わり血液に入ります。血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことを血糖値といいます。

●糖質と肥満の関係

糖質は、からだの主要なエネルギー源ですが、過剰に、または空腹の状態で摂取すると、血液中の糖が急激に増え、血糖値が急上昇します。血液が高血糖状態になると、すい臓から血糖値を下げるために、インスリンというホルモンが分泌され、このインスリンによりブドウ糖が細胞内に取り込まれます。
全身の細胞に取り込まれたブドウ糖は、エネルギーを発生するのにつかわれたり、グリコーゲンに変えられ筋肉内に蓄えられたりしますが、それでも余ったブドウ糖は、中世脂肪に変えられ、からだの各所に貯蔵されます。そのため糖質を過剰に摂取すると中性脂肪が増え、肥満につながります。

●血糖値スパイク

食後、血糖値を下げるために分泌されるホルモンの一種インスリンは、血糖値の上昇をおさえますが、血糖値の上昇が急激な場合、インスリンが大量に分泌され、血糖値を急激に下げる働きをします。このように血糖値が急上昇、急降下する傾向を、「血糖値スパイク」といいます。
血糖値の乱高下「血糖値スパイク」により、疲労感や、不快感、眠気や震えを感じるようになります。また、このような症状にとどまらず、「血糖値スパイク」は糖尿病をひきおこす可能性を高め、さらには、心筋梗塞や脳卒中、認知症が発症しやすくなると考えられています。