血流をよくする

血流をよくするために生活習慣に取り入れたいことをご紹介します。

●からだを温める

3つの首といわれる首、手首、足首は、太い血管があるところです。しかし、服装では十分にカバーされず外気に直接触れることが多い部位です。太い血管がある3つの首を集中的に温めることで、温かい血液を手足の先まで届けやすくなります。室内でもネックウォーマーやレッグウォーマーなどを活用するとよいでしょう。
多数の臓器や太い血管、免疫と関係する腸がある腹部も温めたいものです。腰回りは腹巻きやカイロなどを活用して温めることがおすすめです。全身を温めるのに欠かせないのが入浴です。ミネラルが豊富に含まれるバスソルトを活用すると、発汗効果が上がりよく温まります。洗面器などに入れたお湯に手首を入れる手湯、バケツや桶などに入れたお湯に足首まで浸ける足湯もおすすめです。どちらも心地よいと感じる温度で10〜15分ほど浸けます。

●筋トレとウォーキング

血液の流れをよくするためにもっとも効果があるのは運動です。手軽に行える有酸素運動のウォーキングを15分ほど、無酸素運動の筋トレを5分ほど日々行うことがおすすめです。有酸素運動と無酸素運動を組み合わせることで血流を促しましょう。毛細血管を増やすことにも期待できます。また筋肉を鍛えることにより熱の産生がしやすくなるメリットもあります。筋肉の回復には48時間程度かかるとされるので、日々異なる部位の筋肉を使う筋トレ、スクワット、腕立て伏せ、腹筋などを日替わりで行うとよいでしょう。

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●自律神経

毛細血管は自律神経のうち副交感神経が優位になったときに拡張します。興奮する、覚醒するなど交感神経が優位の状態では、血管を収縮させるエンドセリンという物質が血管内で出ることや、毛細血管の周囲の筋肉が収縮しすることで血流量が下がります。一方で副交感神経が優位のときには血管を拡張させる働きをする一酸化窒素が血管内の内皮細胞から放出されます。副交感神経が優位な状態を維持することは、血管が拡張し毛細血管をよい状態に保つことにつながるのです。
一般的に自律神経は睡眠中やリラックスしているときに副交感神経が優位な状態になります。自律神経は自分の意思ではコントロールできませんが、一つだけコントロールする方法が腹式呼吸をすることです。腹式呼吸を行うと副交感神経にスイッチが入り、リラックス効果が得られ血管がゆるんで毛細血管に流れる血流がふえます。通常の呼吸は肋骨を開くことで肺を膨らませ息を吸っていますが、腹式呼吸は胸をあまり動かさずにお腹をふくらませたりへこませたりして肺の下部にある横隔膜を上げ下げして行います。深呼吸も腹式呼吸でリラックス効果があります。

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参考: 「ハーバード大&パリ大医学研究からの最新報告【図解】毛細血管が寿命をのばす」株式会社青春出版社、「「冷え症外来」の医師が教える 冷えとり習慣」株式会社イースト・プレス

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