水分摂取と健康

不足のないよう水分を摂り、免疫力をよい状態に。

●からだの中の水分

私たちのからだの6割は水分が占め、からだの中で最も多い成分は水分です。その内訳は下図のように、半分以上が細胞の中にある「細胞内液」、残りが「細胞外液」と呼ばれるものです。細胞外液は細胞と細胞の間や、組織と組織の間にある間質液、血液中の水成分である血漿です。

この割合は年齢によって違い、高齢者では細胞内液が少なくなり、水分ではない固形分が多くなります。細胞内液が少なくなるとからだの水分が不足しやすく、脱水症状を起こしやすくなります。しかも、高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、知らない間に脱水症状になっているという可能性もあります。

●からだの水分出納

一日のうちで、からだは約2500mLの水分を出納しているといわれ、その内訳は下図のようになります。この内訳をみると、飲料水、食事からの水分が不足すると、からだの水分はたちまち不足状態に陥ってしまうことが分かります。

のどが渇いたと自覚するとき、すでにからだは約2%の水分を失っていて、脱水状態の一歩手前になるといわれます。からだの水分の5%を失うと脱水症状や熱中症になり、10%を失うと筋肉の麻痺、循環不全に陥り、20%を失うと死に至るといわれます。また、水分は細胞ひとつひとつを形づくっています。免疫システムで働く細胞も水分が減ると十分に機能することができず、免疫力が低下してしまいます。
マスクをしているとマスク内に熱がこもり、汗をかきやすくなることが考えられ、加えて呼吸が増え呼気で排出する水分が増えるので、より水分補給に注意が必要です。からだを健やかな状態に保ち免疫力をよい状態に保つためには、水分が不足しないようによりこまめな水分補給をしていきましょう。