足寿命をのばすケア
年齢に負けず思うように歩き続けるために、日頃からできる足寿命をのばすケアをご紹介します。
●ストレッチ
足裏やふくらはぎのストレッチは足寿命を伸ばすのに効果が期待できるようです。動画サイトなどでも紹介されている足裏ストレッチの「タオルギャザー」は、ふくらはぎのストレッチにもなるようです。気軽にできるストレッチを生活習慣にとり入れてみてはいかがでしょうか。
●足裏のケア
毎日体重の数倍の負荷に耐え靴で締め付けられる足。下肢は重力の影響で血流が滞りやすく皮膚にさまざまな問題が起こりやすいようです。タコやウオノメは圧力で皮膚が硬くなる物理的反応、イボはイボウィルスによる感染症です。ケアをせずに放っておくと次第に肥大化し、歩く時のバランスに悪影響を及ぼし皮膚を傷つけることも。健やかな足裏のためには清潔を保ち適度な保湿をするとよいでしょう。自分の足裏を一日1回はチェックしたいものです。タコ、ウオノメはないか、乾燥でガサガサしていないか、痒みはないか、むくんでいないか、変色していないかなど、異変があったら症状にあったケアをおこなったり、医療機関を受診しましょう。
●足爪のケア
足の指の爪は変性や老化を反映しやすい組織です。爪水虫は爪にカビが感染しておこる病気で、日本人の10人に一人はかかっているといわれています。足の指は体重がかかるたびに肉が地面から押されて前方や左右に盛り上がりますので、爪を短く切りすぎていると、歩くたびにせり出た肉に爪が刺さり場合によっては炎症を起こします。足の爪はラウンド状ではなくスクエア型に切るのがよいようです。爪の左右は体重を支えるブリッジとして残したまま先端だけを直線状にカットし、特に親指は足の爪を上から見た時に指先の肉が見えない程度に整えるのがおすすめです。
毎日少しでもたくさん歩くのが望ましいとよくいわれますが、目標にした一日の歩数や距離を実行できない日もあります。無理のない範囲で歩くことを心がけることが大切です。また、歩くと足に不調を感じる場合は専門医を受診し、痛みを改善することに努めましょう。
参考:「“歩く力”を落とさない!新しい「足」のトリセツ」株式会社日経BP、「死ぬまで歩きたい!人生100年時代と足病医学」株式会社 大和書房、「足の専門医が教える 100歳までスタスタ歩ける足のつくり方」株式会社アスコム参考:「「噛む力」が病気の9割を遠ざける」株式会社宝島社、「一生太らない体をつくる「噛むだけ」ダイエット」東京書店株式会社、「噛むだけでやせる!超健康になる!」株式会社マキノ出版